こんにちは、「ああ良い眼鏡専門店」http://yoimegane.jp/ のスタッフMです。
ある長屋でのこと。
「なんだい、聞きたいことって?」問われて八つぁんは
「調節力ってのをひとつ教えてもらいたいんで。」
「ああ、こないだの友達の眼のことだね」
「そうなんですよ。熊のやつ、そんな難しい言葉でごまかしてんだろって。
一体調節力ってなんだよ、わかるように言ってみろってんで。」
「そうかい。じゃあ簡単なやり方で言ってあげようかな。
お前さん片目つぶって手をいっぱい伸ばして指を立ててごらん。」
「指だけを見てごらん。
指ははっきりしてるけど遠くの景色はぼけるだろ」
「はい」
「今度は遠くの景色だけを見ると指ははっきりしなくなる」
「逆になりましたね」
「これが調節してるってことさ。
眼は見ようとするものに勝手にピントを合わせてくれる力を持ってるんだ」
「まるで一眼レフカメラみたいですね」
「いいことに気が付いたね。
そのピントを合わせることを調節するといってその力が調節力というんだ。」
「…で年取ってくるとその力が衰えてくる、ってことですね?」
「特に近くを見るときは調節力を最も使うから一番早くわかるのが近くの見えづらさ」
「そしてそれは誰だって感じること、なんですね」
「だいたい45才前後から感じる人が多いようだね。
まっ、個人差はもちろんあるけれどね」
スタッフM